2010/11/19

AIR for Androidで作成したアプリを公開してみた

Simple Timer

前回の投稿に書いた通り、AIR for Androidで比較的簡単にAndroidアプリが作成できるということがわかったので、Marketに公開できるアプリを作ってみることにしました。既にJavaで開発したアプリをリリースしていますので、オリジナルAndroidアプリ第2弾はAIRベースとなりました。

先日標準のAndroidにはタイマーアプリが無いことに気づき、とあるアプリをダウンロードしました。このアプリは非常に素晴らしい出来だったのですが、もっとシンプルなものが欲しかったので、タイマーアプリを作ることにしました。

要件
・タイマー機能に特化
・数字は大きく表示したい
・Flashベースなので自由にUIをデザインしたい


ということを元に作ったアプリはこんな画面になりました。


※左下のタイマー設定時間をタッチすると、設定画面が起動します


・99時間59分59秒まで設定可能
・タイマーの一時停止が可能
・アラーム音のON/OFFが可能
・数字を大きくしたいので、画面はランドスケープ固定
・標準のSDKのカスタマイズとはひと味違った自由なデザイン
・Android2.2以上に対応(Adobe AIRが必須)

が特徴になります。

特に設定画面はいろいろ検討した結果、数字ボタンによる入力にしました。
左右キーまたは変更したい数字をタッチすることで選択し、数字を入力します。
これは、よく見るスピナーによる入力が選択肢60個(00〜59)では多すぎると思ったからです。
どうでしょうか、なかなか面白いものができたのではないかと思っています。

※入力に関するUIをフルスクラッチするのは大変ですね
※その反面、自由に画面を作ることができるのは楽しいです

AIR for AndroidはAIRが作れる人にとっては、スキルの有効活用としてはとても良いものだと思います。
PhoneGap等のhtmlベースでアプリを作るのと同じようにパフォーマンスや全APIに対応していない等の課題もありますが、Androidアプリをデザインで差別化するには強力な手段となります。
ターゲットが2.2以上という狭さと、AIR必須という状況がユーザーに受け入れられる環境が来るかどうか、この辺りがAIR for Androidの普及にかかっていると思います。
いずれにせよ、AIR for Androidでアプリを提供するなら、標準のSDKで作成されたアプリとは違った価値を提供しなければと思いました。

※今回のアプリ作成で、Flash CS5+AS3についての理解も深まり、作れるものの幅が広がりました。
※通信して取得したデータを使うとか、カメラやGPSを使うといったアプリも作りたいですね。

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